リオハ万歳 ! ( Day 4 ) [クルーズ]
翌日はカディス ( Cadiz ) に寄港。
セビリア ( Seville ) へのオプショナル・ツアーを申し込んでいたので、
早目に起きて支度します。
こちらは客室のベランダから見たカディス港の様子。
真っ暗ですが、既に午前7時を過ぎています。
日が登るのが遅いですね~。
薄暗い中、観光バスに乗り込んで出発します。
ようやくお日様が登ってきました。
セビリヤへ向う道の途中には、オリーブ畑がたくさんあり
朝日に照らされてとても綺麗。
途中、ガソリン・スタンドでトイレ休憩の為に停車し・・・
2時間弱でセビリアに到着。
はぐれないようにガイドさんの後ろにピッタリとくっついて行きます。
セビリアは前日のマラガ以上に大きな街で、石畳の上を路面電車が走ったり・・・
馬車が走ったり・・・
車が走ったりしていました。
石畳の路地を車が走リ抜けるのが、ヨーロッパっぽいです。
ガイドさんの後をぞろぞろとついていき、最初の観光ポイント、
アルカサル ( Alcazares ) に到着。
古めかしい石造りの門をくぐり抜けると、アラブ風の建物が正面に現れました。
前日に見たアルカサバに似ていますが、こちらの方が数段立派で手入れも行き届いています。
それもそのはずで、館内には今でも王族の方が泊まる部屋があるそうです。
正面の拡大写真。
細かい細工が見事 !
アーチ型の門が連なり、迷路のように正方形の部屋が続く内部。
どの部屋にも壁一杯に凝った細工が施してあります。
パティオから差し込む光で陰影が強調されます。
エキゾチック !
こちらの宮殿はグラナダにあるアルハンブラ宮殿にとても良く似ていますが、
アルハンブラがイスラム教徒の王様の為に建てられたのに対して
こちらのアルカサルはキリスト教徒の王様の為に建てられたのだとか。
その為、内部には偶像を禁止するイスラム教の宮殿には見られない、
王様の肖像画があり、一部には王家を示すライオンの模様が施してあるそうです。
美しいパティオ。
時間の都合でそのまま通り過ぎてしまいましたが、
もう少しゆっくり見ていたかったな~。
少しずつ異なりますが、どの部屋の壁も素晴らしいデザインで埋め尽くされています。
こちらの部屋は、天井の細工も凝りに凝っていました。
広大な裏庭には、樹木で造られた迷路がありました。
3回行ったら飽きそう・・・。
あ、でも造り変えるのかな ?
庭を見渡すことが出来る回廊。
石造りで風情があります。
入ってきたのとは違う出口を出て、次のポイントへ。
こちらは昔のユダヤ人の居住地区。
細い路地がくねくねと続きます。
迷路のような路地から路地を抜け・・・
人がすれ違うのもやっとの細い路地に入って行きます。
こちらの路地は、向かいあったバルコニーの住民同士でキスが出来る程幅が狭いので、
それに因んだ名前が付いているそうです。
ようやく広い ( ? ) 通りに出ました。
通り沿いの土産物屋さんでしばしの休憩時間。
お店の入口に飾ってあるお皿が素敵。
この辺りには気の効いた土産物屋さんやバルが沢山あったので、
時間が許せば一日中ぶらぶら出来そう。
いい感じのバル。
グループで行動していなかったら、絶対に入っていただろうな~。
ちょっと残念 !
次の目的地はこちら、セビリア大聖堂 ( Catedral de Sevilla )。
こちらの大聖堂にはヒラルダ ( Giralda ) と呼ばれる背の高い塔があり、
かなり遠くからでもその姿を確認する事が出来ます。
この塔の天辺には重そうな女神の像が建っているのですが、
何と風でくるくる回転するのだそうです。
一度見てみたいですね~。
真下に立つと更に迫力を増す大聖堂。
有名な観光スポットなので、入口付近は大混雑でした。
敷地もかなり広く、大聖堂の壁が通りの端まで延々と続いていました。
こちらは大聖堂の内部。
本当にカトリックの教会はどこも立派ですね・・・。
教会内の一番の有名な場所はこちら、ナポレオンのお墓です。
ナポレオンのお墓は何箇所かあるらしいのですが、
最近のDNA鑑定で、こちらのお墓に入っている遺骸は
ナポレオンの物であるという正式な鑑定結果が出たそうです。
さらっと中を見て裏から退出。
キリスト教の教会ですが、もともとはモスクだったので門はイスラム風のアーチ型になっています。
門の正面からまっすぐにのびる通りには、日よけがかかっていました。
建物と建物の間に渡してある所がダイナミック !
その後、街を囲む城壁の近くのホテルで昼食タイム。
ビュッフェ形式の気軽なランチでした。
昼食後に外に出ると、何だか猛烈に暑い・・・と思ったら、何と外気温が35℃もありました !
10月中旬なのにこの暑さ。
驚きです・・・。
温暖なセビリアらしく街中には沢山オレンジの木が植えられていましたが、未だ色は青。
熟して黄色くなるのは11月か12月 ( ! ) だそうです。
この日の最終目的地、スペイン広場 ( Plaza de Espana )。
ちらっとバスから降りて見学する程度だったので、バスに残る人もいましたが、
昼食後の運動を兼ねて下車。
入口を抜けて広場に通じる階段を抜けるとそこには広大な空間が・・・。
こちらは1929年に開かれたエキスポの為にわざわざ造られた広場で、
現在は無料開放されています。
敷地の広さと建物の豪華さに只唖然・・・。
広場には運河もあり、ボートに乗る事が出来るようになっていました。
エキスポの為だけにこんな立派な物を作ってしまうなんて・・・スペイン、凄すぎます !
広場にはお土産を売る露店も何軒か出ていました。
こちらはスペイン名物、フラメンコの扇子を売るお店。
色とりどりの扇子が華やかです。
広場をぐるりと取り囲んでいる回廊。
立派な造りです。
20分程広場を見学してバスに戻り、港に帰ります。
セビリアは見所が多すぎて、一日のツアーでは回りきれない場所が沢山ありました。
楽しかったけれど、ちょっと心残り・・・。
帰りは爆睡していたので、途中の記憶は全くなく気がついたら港に戻っていました。
出港まではまだ5時間ほどあったので、一旦船に戻って荷物を置いてから
カディスの町に出掛けます。
カディスはこじんまりとして綺麗な町でした。
町の唯一の見所は、こちらのカテドラル。
カテドラルの前の広場にはカフェやバルが立ち並び、
この日はたまたまスペインの祝日だったので、
移動式の遊園地もやって来ていました。
トランポリンの変形かな ?
楽しそう !
小さな町なのに、町中には町の規模に似合わないほど
沢山のカバン屋さんと靴屋さんがありました。
ふらっと入ったカバン屋さんで素敵なカバンを見つけて思わず購入。
旅のいい記念になりました・・・。
しばらく町を散策して町の雰囲気を満喫し、船に戻りました。
セビリアにツアーで行ったら疲れてしまって
カディスはもう見れないだろうな~と思っていたので
思いのほかパワーが有り余っていてラッキーでした。
やはり、帰りのバスで爆睡したのが良かったんでしょうか・・・。
それはともかく・・・セビリアとカディス、両方を楽しむ事が出来た有意義な一日でした。
リオハ万歳 ! ( Day 3 ) [クルーズ]
3日目、クルーズ最初の寄港地はスペインのマラガ ( Malaga )。
最初の2日間だらだら過ごしていたので、この日は張り切って朝一番で下船し、
向かったのはこちら、アルカサバ ( Alcazaba ) 。
アルカサバは、海を渡って来たイスラム教徒が要塞の廃墟を利用して、
11世紀に造った城塞で、港を見下ろす小高い丘の上に建っています。
開館と同時に入場したので、まだ人影まばら。
エキゾチックなアーチ型の門をくぐって上へ上へと登って行きます。
通路の真ん中にはどこから引かれているのか、澄んだ水が流れる水路が造られていました。
どんどん進んで、城塞の奥まった部分に到着。
小さなパティオがあり、周りには幾重にも重なったアーチが続いています。
パティオの真ん中には水をなみなみと湛えたプールがありました。
この場に立っていると自分がスペインにいるとは思えません。
パティオの一角から強い光がさしています。
凝った造りのアーチを抜けた先には・・・
港を一望出来るテラスがありました。
テラスは丘の頂上まで続く城壁沿いに造られていました。
写真はテラスから眺めた城壁。
まだ朝の10時前だというのに既に強い日差し。
どうやらここで行き止まりのようなので引き返します。
アルカサバに入るときは気が付かなかったのですが、
入口の脇にローマ式の劇場の遺跡がありました。
特に入場料を払わなくても、道路からそのまま見る事が出来るようになっていましたが、
なかなか立派な遺跡でした。
劇場の遺跡の道路を挟んだ反対側では、発掘作業中。
じっと見ていたら、ビザンチンの遺跡だと教えてくれました。
この辺り、どこを掘り返しても何か出てきそうです・・・。
街の中心を通る遊歩道を通って次へ。
通りの両側にはヤシの木が等間隔に植えられていて、
公園の中を散歩してるようで気持ちがいいです。
そして・・・辿りついたヒブラルファロ城 ( Castillo de Gibralfaro ) ・・・への登り口。
先程のアルカサバと丘伝いに繋がっているのですが、間は通れないので、
一旦下に降りてから登りなおします。
・・・がお城はアルカサバより更に高い所に建っている為、
頂上まではかなりの距離。
登る前から怖気づいてしまいました。
予想通り急こう配の坂道が延々と続きます。
ひぃひぃ言いながら登り、途中の展望台で一休み。
丘の真下に立派な闘牛場がありました。
喘ぎながらやっと辿り着いたお城。
外観はお城と言うよりは要塞のようです。
お城の外壁に沿って細い通路が造られていて、
ぐるりと一周できるようになっていました。
要所要所には見張りの塔も建っていて、中もお城というよりは要塞といった造り。
外壁沿いに一周して景色を楽しみ、下山 ( ? ) しました。
帰りは下るだけなので楽ちん !
でも、苦労して登った割にはあっさり見終わってしまったな~。
街中に戻り、風情のある細い路地をいくつも通り抜け、
マラガ ピカソ美術館 ( Museo Picasso Malaga ) に到着。
ピカソはマラガ生まれで、美術館の近くにはピカソの生家もありました。
規模は小さいけれど、落ち着いた雰囲気の美術館。
内部はモダンな感じになっていました。
この美術館だけでも相当の作品数があり、
スペイン国内にある他のピカソ美術館や世界各地に散らばっている
ピカソの作品を合わせたら一体どれくらいの数になるんだろうと考えてしまいました。
いつ、どの作品を見ても、よく分からないピカソ。
いつか理解できる日は来るのでしょうか・・・。
いろいろ廻って、疲れもピークに達してきたのでバルで休憩。
店内にはワイン樽が沢山積まれていていい雰囲気です。
やはり、スペインに来たからにはこれでしょう ! という事で、リオハ ( Rioja ) を注文。
鼻に抜ける芳しい香りや、まろやかな舌触り・・・いやぁ~リオハ最高ですね~。
「馥郁たる香り、ビロードのような舌触り」っていうのは
こういうワインを飲んだ時の表現なんでしょうか・・・。
とにかく素晴らしいです。
私に文才があればリオハの素晴らしさを綿々と書き綴るのですが、
残念ながら文才がないので、お察しください。
おつまみにタパスも注文。
トルティーヤ ( スペイン風オムレツ ) と・・・
ポテト・コロッケと・・・
イベリコ豚の生ハム。
どれも素朴で美味。
そして赤ワインに合うこと、合うこと。
タパスを考え出した人に、ありがとう ~! とお礼を言いたくなりました・・・。
美味しいワインとタパスで元気が出たので、大聖堂 ( Cathedral ) に行ってみました。
「大聖堂」という名にふさわしく、大きくて荘厳な内部。
カトリックの教会は立派ですね~。
観光名所の他にも、街中にははっとするような綺麗な建物が点在していました。
こちらはタイルの壁が美しいバル。
いかにもスペインと言う感じです。
名所を一通り見終わったので街中を散策。
マラガはかなり大きな街で、目抜き通りには魅惑的でお洒落なお店が軒を連ねていました。
ついつい、あっちへふらふら、こっちへふらふらしてしまい、
まっすぐに歩く事がかなりムズカシイ。
土産物屋にさりげなく並んでいるお土産物にもお洒落な物がたくさんありました。
写真はカラフルな子供用のフラメンコ・シューズ。
かわいい。
この後、更にバルで生ハムをつまみながらリオハを2杯飲み、
意気揚々と船に引き揚げました。
ワインと食べ物が美味しくて、見所も沢山あり、買い物も楽しめる・・・
スペイン最高です !
リオハ万歳 ! ( Day 2 ) [クルーズ]
翌日は終日航海日。
朝目覚めると既に午前10時近くになっていました。
何と約14時間寝ていた事になります。
たっぷり睡眠を取ったお陰で、前日ちょっと熱っぽかったのも治り気分爽快。
寝坊したので 「お~、今日もいいお天気だ~ ! 」と喜んでいる暇もなく、
終わりそうだったレストランにあわてて駆け込みます。
そして、大好物のエッグ・ベネディクト ( Eggs Benedict )に出会ってしまいました !
作るのに手間がかかるので、船のカジュアル・レストランには置いていない事が多いのですが
ラインダムにはちゃんとありました。
嬉しい・・・。
写真は、ハムとマッシュルームを載せてもらった特注 ( ? ) 品。
卵にナイフを入れると、中から半熟の黄身がとろーっと溢れ出てきます。
おいしさのあまり、最終日まで毎朝食べ続けてしまいました。
食後、船内イベントの一つ、クッキング・デモンストレーションを見に行きました。
( 食べる事ばっかり・・・。 )
終日航海日を含め、客船内では色々なイベントが行われます。
内容は船によりまちまちですが、ラインダムは「食」に特に力を入れているようで、
客船には珍しく、船内にはクッキング・デモが出来るスタジオが有りました。
料理番組に出てきそうな本格的なスタジオ。
船内のレストランで腕をふるうプロのシェフが手際よく料理を仕上げていき、
アシスタントの女性がポイントの解説をします。
シェフの手元を写すモニターも完備。
本格的ですね~。
更に作り方を書いたレシピも配られ、至れり尽くせり。
料理が出来あがった後は、お待ちかねの試食タイム。
ご飯を食べたばかりでしたが、しっかり頂きました。
プロが作っているので当たり前なんだけど、めちゃくちゃ美味しかったです。
質疑応答の時間には皆さん熱心に質問したりして、どうやらこの船には
食いしんぼうの人が沢山乗っているようです・・・。
クッキング・スタジオの前にはワイン・セミナー等に利用されるワインのカウンターがありました。
ショー・ケースの中には高そうなワインがずらり。
誰かごちそうしてくれないかな~ ( くれるワケないか・・・ )。
午後はひたすらデッキでぼーっと過ごします。
気温が高いので、デッキで風に吹かれているとすごく気持ちがいい !
船が陸に沿って進んでいるので、コスタ・デル・ソルの街並みが遠くに見え、
景色に変化があって面白いです。
あっという間に夜になり、夕食の時間がやって来ました。
この日は、レストラン形式のフォーマル・ダイニングで食事を取ることに。
席に着いて渡された大きなメニューには
ジャック・トレ ( Jacques Torres ) という名前が大きく載っていました
ジャック・トレといえば、ニューヨークに何軒もチョコレート・ショップを開いている有名なパティシエ。
何故こんなところに彼の名が・・・と思ってよくよくみたら、
この日のメニューの監修をしているとの事でした。
さすがグルメ客船 ( ? ) ラインダム。
シメのデザートはもちろんチョコレートの物をチョイス。
期待に違わず甘さ控えめの美味しい美味しいチョコレート・ケーキでした。
***
・・・という訳で、食べるだけで何もしなかった終日航海日。
しばらく体重計に乗るのは止そうと密かに心に決めました。
リオハ万歳 ! ( Day 1 ) [クルーズ]
10月9日から1週間のクルーズに出掛けてきました。
船の出港はスペインのバルセロナから。
ニューヨークを8日の午後9時に出発し、翌朝10時半に無事現地に到着。
青い空と海に心がウキウキしてきます。
今回乗ったのは、ホーランド・アメリカ・ライン ( Holland America Line ) の
ラインダム ( Ryndam ) という客船。
ホーランド・アメリカ・ラインの船に乗るのは初めてなので、
どんな感じなのかとても楽しみ。
空港から港まではバスで約20分程。
乗船後、デッキにでると既に日光浴を楽しむ人の姿がありました。
素早いな~と思いましたが、この船にはいくつかの行程を組み合わせて
長期間乗っている人も多かったので、前々から乗っていた人達かもしれません・・・。
優雅~。
お隣にはノルウェージャン・クルーズ・ライン ( NCL ) の大型客船、
エピック ( EPIC ) が停泊していました。
船の大きさの単位はトンで、ラインダムの5万5千トンに対して、エピックは何と15万5千トン !
トンだと大きさが分かりにくいので、総客室数で言いますと、
ラインダムの総客室数は633室。
この船もかなり大きいと思うのですが、対するエピックの総客室数は2100室で、
東京の帝国ホテルの総客室数が931室という事を考えると相当大きいです。
これからクルーズに出発するにも関わらず湧いてくる、
「う~ん、いつかは乗ってみたい」という邪な私の考えを
尻目にラインダムはエピックより一足お先に出港。
それでは、行ってきま~す !
出港後、早速夕食を取りに行きます。
レストランのオプションはいくつかあり、この日はお手軽にカジュアル・レストランを選びました。
カジュアル・レストランと言っても、ブッフェ形式ではなく、
カウンターの向こう側にちゃんとサーブしてくれる人がいて
セットになったメイン料理も何品か用意されていました。
いくつか選んでお皿に取り分けてもらったお料理はどれもすごく美味しくて
ついつい食べ過ぎてしまいそうです。
明日から気を付けなければ・・・。
***
機内で殆ど眠れなかった為、夕食後猛烈な睡魔に襲われ、
なんと午後8時に就寝 !
明日に備えます・・・ZZZ。
タナボタ ! [マンハッタンでみつけたこと]
8月のとある日、街をぶらぶら歩いていると 「 Barilla 」 という有名な
パスタ・メーカーの文字の入ったバッグを下げて歩いている人達とすれ違いました。
「あれは何なんだろうな~? 」と思いつつ歩いて行くと、更に大勢の人が同じ袋を手にして
歩いていて、その先に、小型のバンが止まっていました。
バンに近付いて行くと、どうやらそこで通行人にバッグを配っている様子。
私もちゃっかり頂いて家に帰りました。
帰宅後、なんだかやけに重かったバッグの中身を見ると、
何と、( 乾燥 ) パスタとパスタ・ソースが入っていました !
更に、持ち帰ってすぐにディナーを楽しめるようにと、
大きなサラダのパックとドレッシングまで添えられていました。
大盤振る舞いに喜んでいると、袋の底に封筒が入っているのに気が付きました。
開けてみると、中に9月の上旬に行われる「 Casa Barilla 」 という
パスタのイベントの招待券を発見。
・・・という訳で、出掛けたイベント。
会場はセントラル・パーク内に建てられた特設テント。
テントといってもかなり大きな物で、中はいくつかのコーナーに分かれていました。
場内の様子は撮影禁止だったので、以下はとても美味しかったお料理の数々のご紹介。
テントの一番奥にはパスタ・ステーションというブースが有り、
ご覧のような前菜とパスタを配っていました。
カフェテリア形式になっていて、作りたてのパスタをその場で味わう事ができました。
前菜の拡大。
パンの上に載っているのは、ドライトマトのソース。
その横はパルミジャーノにバルサミコ酢をかけた物です。
パルミジャーノとバルサミコの組み合わせが新鮮 !
パスタ・ステーションには4種類のパスタがあって、好きな物を好きなだけ
取り分けてもらう事ができました。
どれも美味しかったのですが、写真の手前に写っているパスタサラダが特に気に入りました。
会場内ではプロのシェフによる講演会やパスタのソース作りの
デモンストレーションも行われていました。
写真は魚介類のパスタのデモンストレーション。
シェフが鮮やかな手さばきでぱぱっと豪華な一品を作り上げます。
見るからに美味しそうですね !
こちらもシェフがその場で取り分けてくれて、試食する事が出来ました。
パスタ・ソースは、塩とオリーブ・オイルとニンニクを使っただけのシンプルな味付けなのに、
とても奥深い味に仕上がっていて、ものすご~く美味しかったです。
試食とは言わず、一人前食べたかった・・・。
場内にはイタリア風のカフェ・スタンドがあり、美味しいエスプレッソを楽しむ事もできました。
・・・といってもエスプレッソは濃すぎてそのままだと苦手なので、
ミルクがちょこっと入ったマッキャートを注文し ( カプチーノはなかった )
さらに追加でミルクを沢山入れてもらいました。
邪道な飲み方ですね・・・。
でも、周りの人達も、もっとミルクを入れてくれ ! と頼みまくっていたのでちょっと安心。
いつもアメリカンを飲んでいるアメリカ人は、薄めのコーヒーの方がお好みのようです・・・。
こちらは入口で入場者に配られた分厚いしっかりした紙のテキスト。
それぞれのデモンストレーションを行うシェフの紹介と、
材料と作り方が分かり易く紹介されていました。
さらにメールアドレスを登録したら乾燥パスタのお土産を頂きました。
いやぁ~至れり尽くせりですね~。
ちなみにこちらのイベント、招待券がなくても5ドル払えば入場可能でした。
しかし・・・5ドル払っても充分お釣りがきそうです・・・。
この「 Casa Barilla 」というイベントは、ご当地のイタリアをはじめ、
フランスやドイツなどでも行われたそうで、
ニューヨークは今回が初開催だという事でした。
次は日本に行くかも!?
更に、こちらのイベントの期間中は各日先着75名の入場者に
テノール歌手のアンドレア・ボチェッリ ( Andrea Bocelli ) のコンサートのペア招待券が
進呈されるという事だったので、朝早めに会場に行くと、何と私は76人目 !
以前から一度彼の歌を聴いてみたいと思っていたので、あきらめきれずにしつこく並んでいたら、
誰か途中で列から抜けたのか、招待券を余分に配ったのか、券を手に入れる事が出来ました。
やった~ !
そして、コンサート当日、会場に行くとまたまた
「 Barilla 」 という文字の入ったバッグが手渡されました。
中には四角形のカバー付きの箱とミネラル・ウォーターが入っています。
四角い箱の正体はこちら、「Bento Box ( 弁当箱 ) 」です。
中身はイタリアンなのですが、コンセプトは日本のお弁当。
面白いですね~。
( ちなみに、Bento Box は皆んなが普通に知っている言葉で、
レストランのメニューはもとより、アメリカ仕様のランチ用の弁当箱も売られています。 )
この他、会場内にはご覧のパスタ・サラダと
作りたてのサンドイッチを配布するブースがありました。
う~ん、贅沢・・・。
さて、これが会場の様子。
そう・・・会場は屋外だったのです !
パスタ・イベントが屋内だったので、てっきりコンサートも
屋内だと思っていたら大誤算でした。
前後の日は晴れて暖かったのですが、この日に限って小雨がぱらつき、
更に気温もかなり下がって寒い日でした。
皆さん厚着して防寒対策をしっかりしていましたが、
屋内でコンサートが開かれるとばかり思っていた私は薄着で寒さに震えていました。
張り切って早めに会場に行ったので、
吹きっさらしのなか待つこと1時間、ようやくコンサートが始まりました。
が、しかしあまりの寒さに指先がしびれてきて耐えきれなくなり、
最初の1曲を聴いただけで、敢え無く退散。
せっかくの機会だったのに残念です・・・。
***
早々にコンサート会場を退散してしまったものの、パスタ・ディナーに始まり、
「 Casa Barilla 」でのプロのシェフのデモンストレーションや講演会、
更には著名歌手のコンサートまで楽しませて頂けるなんて
これはもうタナボタ以外の何物でもありません。
せめてものお返しに、これからはBarillaのパスタ
をせっせと食べたいと思います・・・。