アリゾナ彼方此方。 ( 3 / 3 ) [旅]
翌日の空は曇りがち。
前日に通った山道に行くとだんだん雲が出てきて
写真の通り、ものすごい事になってきました。
引き返そうかと思いつつ、ガソリンを給油していると
お天気が少し回復してきたので、そのまま進む事に。
そして、再び雪がちらつき始めた中、この日の目的地、
グランド・キャニオン ( Grand Canyon ) に辿りつきました。
入口の係の人にも「今日は見晴らしがあまり良くないです。」
と言われましたが、せっかくここまで来たので入場しました。
そして園内を走っていると、何とだんだん雲が割れてきて、
青空が顔を出し始めました !
やった～ !
こちらはグランド・キャニオンのサウス・リム ( South Rim ) にある、
マーザー・ポイント ( Mather Point )。
園内一の有名スポットです。
曇りがちですが、渓谷を見る事ができて良かった !
遥か彼方まで続く渓谷。
雄大だな～。
その後、昼食を取り次のヤバパイ・ポイント ( Yavapai Point ) に行くと、
再び雪が降り始め、何も見えなくなってしまいました。
仕方がないので、ポイントにあったビジター・センターで展示物を見ていると・・・
また再び青空が広がって来ました !
いやぁ、綺麗ですね～。
来た甲斐があります。
こちらは3枚上の写真と同じような位置から撮った写真。
少しの時間の差でこんなにもお天気が変わってしまうなんてほんとうに驚きです !
帰りは再び吹雪の中を引き返し・・・
セドナに近付くと何事もなかったかのような静かな風景が広がっていました。
曇りがちではありますが、セドナでは雪なんか降らなかったようです。
夕食はセドナの町にある、レストラン、カウボーイ・クラブ ( Cowboy Club ) で・・・
巨大なミート・ローフと・・・
アリゾナ産のシャルドネを頂きました。
お天気がくるくると変わった一日でしたが楽しかったです !
タグ：グランド・キャニオン
アリゾナ彼方此方。 ( 2 / 3 ) [旅]
二日目、ホテルを出てセドナの町を抜け、山の方に向かうと、
山々がうっすらと雪化粧をしていました !
途中の見晴らしのいい公園で車を停めます。
辺り一面真っ白。
セドナでは昼間は暑い位だったのに・・・。
少し走っただけでこんなにも変わってしまう気候にびっくりです。
園内ではネイティブ・アメリカンの人達が観光客向けに
アクセサリーなどを売るマーケットの準備中。
寒い中、お疲れさま。
遥か遠くの山々も綺麗に雪化粧しています。
山を下り、暫くルート66を走ると・・・
再び、アリゾナらしい荒涼とした風景が戻って来ました !
お昼時になり小腹が空いて来たので、ちょっと休憩。
こちらはソニック ( SONIC ) という全米に展開するファースト・フードのお店。
他のファースト・フードとちょっと違うのは、駐車場に車を停め、
写真の手前に写っているスピーカーで商品を注文すると、
お店の人が車まで品物を運んでくれるので、車から下りずにそのまま食事が出来る点。
お店の反対側には持ち帰り用のドライブ・スルーもあります。
・・・とはいえ、車の中で食事すると落ち着かないし、
食べ物のニオイがこもりそうなので、
店内で食事することにしました。
ちょっとさびれた感じ ( 失礼 ! ) の店内。
注文カウンターはなく、何と店内でもスピーカーで注文するようになっていました !
ハンバーガー、ホットドック等がメインのメニューですが
アメリカン・ドックとフライド・ポテトを注文してみました。
どちらもフツーに美味。
再び先へ進みます。
午後になるとますます日差しが強くなってきて、
道路には蜃気楼 ( 逃げ水 ? ) が現れています。
目的地が見えてきました !
そう、今日の目的地はモニュメント・バレー ( Monument Valley )。
数え切れない程の映画やポスターに登場する超有名な場所です。
セドナから4時間程でモニュメント・バレーに到着。
バレーの入口のすぐそばにあるビジター・センターの裏には・・・
こんな素晴らしい風景が広がっていました !
バレー内には他にもいくつかの絶景ポイントがあり、
写真の手前に写っている道路を走りながら順番に見学していきます。
道路は全て未舗装。
う～ん、ワイルド。
だだっ広いバレーの中には、ビュート ( Butte ) と呼ばれる岩が点在していて、
特に個性的なビュートにはそれぞれ名前が付いています。
名前が付いているビュートの前には看板が立っていて、
どの岩がどれなのかちゃんと分かるようになっています。
うっすらと雪が残っている場所もありました。
こちらは映画監督のジョン・フォードが西部劇を撮影する時に好んで使った場所、
ジョン・フォード・ポイント ( John Ford's Point )。
写真だと実際の雄大さをきちんとお伝え出来ないのがもどかしい !
道路の向こうから何かがやってきたので、目を凝らしてよくよく見ると
何と、ワンちゃんでした。
バレー内放し飼い ?
う～ん、これもワイルド・・・。
このワンちゃん、とっても人懐っこくて、
車を停めると窓の下までやって来ました。
赤土の未舗装路を走るので、車がものすご～く汚なくなります。
レンタカーのお店の人に怒られるんじゃないかと思いましたが大丈夫でした。
オフ・シーズンだったせいか、バレー内には殆ど人がおらず、
どのポイントで車を降りた時も貸し切り状態。
変わった形の岩。
もし他の場所にあったら、「キノコ岩」なんていう名前が付いて
珍重されそうですが、見所の多いモニュメント・バレーでは
名前さえ付いていない只の岩です・・・。
バレーの一番奥にあり、個人的に一番好きだった
アーティスト・ポイント ( Artist's Point )。
唖然とするくらい遥か彼方まで続く平原にビュートがそそり立っています。
平原の手前にはうっすらと草木の生えている場所が有り、
赤土のビュートとのコントラストがとても綺麗。
これは、か・な・り感動する風景です !
園内をたっぷりと時間をかけて一周し、すっかり満足してセドナに戻ります。
町に戻り、すっかり暗くなった空を見上げると、満天の星がまたたいていました。
タグ：モニュメント・バレー
アリゾナ彼方此方。 ( 1 / 3 ) [旅]
プレジデンツ・デーの連休を利用してアリゾナに行ってきました。
まずはフェニックス ( Phoenix ) まで飛び、そこから起点となる町、
セドナ ( Sedona ) に向かいます。
フェニックスからセドナまでは車で2時間程。
道の両側に沢山のサボテンが生えている
いかにもアリゾナらしい風景が続きます。
セドナの町が見えてきました !
セドナは周りを赤土の山々に囲まれた美しい町で、
パワー・スポットとして有名です。
セドナをパワー・スポットとして有名にしているのが、ボルテックス ( vortex ) というエネルギー。
地中から噴き出す磁気のようなもので、人を癒す力があると言われています。
セドナにはボルテックス が特に強く噴き出している場所が四ヶ所あり、
四大ボルテックスと呼ばれています。
写真はそのうちの一つ、ベル・ロック ( Bell Rock )。
名前通りに鐘の形をしています。
2年前にセドナを訪れ、四大ボルテックスを廻った際に
一番印象に残ったのがこちらのベル・ロック。
・・・というわけでもう一度登ってみる事にしました。
トレイルには景観を配慮した案内が置かれています。
ベル・ロック中程からの風景。
綺麗だし、本当に気持ちがいいです。
いかにアリゾナが暖かいとはいえ、2月はオフ・シーズンで人影もまばら。
・・・それをいいことに岩の上に寝転がってみました。
しかも仰向けとうつ伏せの両面 ( ? )。
ボルテックス吸収出来たかな～ ???
元々岩山で滑りやすいのですが、ここから先は更に急斜面になり、
ロック・クライミングじゃないと太刀打ち出来なさそうだったので、
敢え無く下山。
トレイルの途中にあった木。
ボルテックスが強い場所では、ご覧のように
木の幹がねじ曲がったり、枝が地面に向かって伸びたりするそうですが、
真偽はいかに !?
ベル・ロックの後は、一旦ホテルに寄ってチェック・イン。
セドナらしい外観が素敵です。
その後、町中のカフェでビールを一杯。
こちらのカフェの裏には大きなテラスが有って、
素晴らしい眺めを楽しむ事ができました。
ビールの後にはちょっと早目の晩御飯を食べにカジュアルなBBQレストランへ。
店内に貼られた来客のポラロイド写真の数々。
どうやら人気店のようです。
素朴な店内。
手掴みで食べる事が多いBBQのお店には、
必ずキッチン・ペーパーがロールのままど～んと置いてあります。
ダイナミック !
こちらも定番のフライド・チキンを注文。
チキン、ポテト共にカリッと揚がっていて美味しいです。
夕暮れ時には赤土の山々がさらに赤みを帯びて綺麗。
この日は3時起床だったので早目にホテルに戻り、ぐっすりと眠りました。
スーパーボウル ! [ニューヨークでスポーツ観戦]
2月5日の日曜日、アメリカではNFL ( ナショナル・フットボール・リーグ ) の優勝決定戦、
スーパーボウル ( Super Bowl ) が行われました。
今年はニューヨーク・ジャイアンツ ( New York Giants ) が決勝に進出するとあって、
街中は試合前から大変な盛り上がりようでした。
生スーパーボウルを観てみたい !
でも、試合はインディアナポリスで行われ、チケットも、ものすご～く高い
( そもそも手に入らない ) ので、せめて自宅観戦を盛り上げる為に、
近所のスーパーでパーティー・パックのビールを買ってきました。
中身は8本のそれぞれ種類の違うビール。
普段はこんな商品置いていないので、スーパーボウル用だと思われます・・・。
試合開始は6時半からなのに、午後に入るとテレビはスーパーボウルの特番ばかり。
準備万端でテレビの前に陣取り、コイン・トスを終えて、いよいよ試合開始。
・・・と気合を入れていた割に、途中で寝てしまい、
気が付いたらハーフ・タイムでマドンナが歌って踊っていました・・・。
ものすご～く豪華で派手なステージ。
さすがハーフ・タイム・ショー。
その後も、寝はしなかったものの、ちまちまと他の事をしている間に試合は終わっていました。
何やってんだ、私。
でも、ジャイアンツが優勝したので、よかったよかった。
翌日、フリー・ペーパーの表紙はジャイアンツ一色。
スポーツ用品店も朝6時 ( ! ) からお店を開けて、優勝記念グッズを売り出しました。
地下鉄の構内に翌日の優勝パレードの案内を見つけました。
パレードは家の近所で行われるという事だったので、行ってみる事に。
翌朝、11時30分からのパレードに合わせて10時頃に家を出ると、
アパート前の道路が閉鎖されていて、パレード用の車の駐車場と化していました。
これぜ～んぶパレード用の車です。
凄い数 !
パレードの開始まではまだ時間が有るのに、沿道につながる道はもう閉鎖されていました。
ちょっとあせって、抜け道を使ってなんとか沿道に到着。
沿道には既に沢山の人がいて、首を長くしてパレートが始まるのを待っていました。
パレードを待つ間、テープの代わりに沿道の両側を飛び交っていたのは、
何とトイレット・ペーパー ( ! )
信号機にもいっぱい引っ掛かっています。
思いっきり顔をペイントした男性。
この顔で地下鉄に乗ってきたんでしょうか・・・。
寒いのに、こっそりビールを飲んでいる ( ニューヨーク州では公共の場所での飲酒は禁止。 )
人がいてびっくり !
道路の向い側のオフィス・ビルでは・・・
仕事そっちのけで、パレードを観る為に窓に貼りついている人達の姿が。
ニューヨーク市警のパレードに続いて・・・
いよいよパレードが始まりました !
選手達が乗った車が近付いてくると、沿道からはうぉ～という雄叫びのような歓声が上がります。
選手が乗ったオープン・カーの間には、家族や関係者が乗ったバスが続きます。
オープン・カーに降りかかる雪の様な紙吹雪。
本物の雪みたいに積もっちゃってます。
パレードはどんどん進んでいき・・・
スター選手、イーライ・マニング ( Eli Manning ) の乗ったオープン・カーがやって来ました !
ボケボケですが・・・にこやかに手を振り、声援に応えるマニング選手。
いやぁ、かっこいいな～。
選手の乗ったオープン・カーには、サインを熱望するファンから帽子やＴシャツが
次々と投げ込まれていました。
運よく選手にキャッチして貰えた人は、サインを書いてもらい、投げ返して貰っていましたが、
オープン・カーの側面に掛ってしまったり、タイミングが合わずに沿道に落ちてしまう事も。
有名 ( ??? ) 選手達。
マニング選手以外の選手の顔はよく知らなかったので、
周りの歓声が大きくなると、「あ、この人有名なのかな ? 」という感じでシャッターを切っていました。
適当ですみません・・・。
普段はプロテクターを着けているので、ごつい印象のある選手達ですが、
私服姿は皆さん、スマートでとってもかっこよかったです。
そんなこんなでパレードも終わり、後に残されたのは大量のごみ・・・。
パレードが終わるや否や、そばで待機していたゴミ収集車が登場して
ごみを片付け始めました。
その後もいろいろなテレビ番組に引っ張りだこの選手達ですが、
シーズンも終わったことだし、南の島でバカンスを楽しんでいる人もいるのではないでしょうか。
皆さん、お疲れさまでした・・・。
楽し ! クルーズ ( DAY 7 ) [クルーズ]
7日目の寄港地はバハマ ( Bahamas ) のナッソー ( Nassau )。
入港時間が遅かったのでデッキから入港風景を見る事が出来ました。
どんどん港が近付いてきます。
既に客船が停泊しているピアーが見えてきましたが、かなり幅が狭そう。
まさかあんな狭い所に入っていかないよね～と思っていたら・・・
船が旋回を始めました。
どうやら、件の狭～く見える ピアに入って行く様子。
この船、めちゃくちゃ大きいんだけど大丈夫かな～ ?
そろりそろりとバックで進んでいく船。
どうやら無事に着岸出来た様子。
お見事 !
先にお隣に停まっていた、セレブリティー・クルーズ
( Celebrity Cruises ) のミレニアム ( Millenium )。
こんにちは～ !
すぐ後にもう一隻、カーニバル・クルーズ ( Carnival Cruise ) の
センセ－ション ( Sensation ) が入港してきました。
いやぁ、入港ラッシュですね～。
早速船を下りて町に出掛けます。
ナッソーの建物はトロピカルな色合い。
カリブ海っぽいです。
立派な建物なんだけど、色は可愛いピンク色。
お買い物天国のナッソー。
目抜き通りには有名ブランドのお店が軒を連ねます。
こちらはバハマ名物ラム・ケーキ・・・の会社の車。
もちろん買って帰りました ! ( ラム・ケーキの方ね。 )
火災に遭った建物の前で行われていた、ファイアー・セール ( Fire Sale )。
う～ん、たくましい～。
ちょっとレトロな感じが素敵なお店の看板。
ナッソーの名所の一つ、ストロー・マーケット。
もとはわら ( Straw ) で作った小物を売っていたらしいのですが、
今やどこかで見たロゴの付いているバックを売るお店が多数。
改装されて新しい建物になりましたが、屋根の裏側は昔ながらの板張り。
町の真ん中でこんな形の木を発見 !
ボルテックス ???
バス待ちをしていた女の子たち。
真っ赤な制服がかわいい。
なんと、移動式のポリス・ステーション !
便利 ( なのか ? )
中に居るはずのおまわりさんは全然別の場所にいました。
政府公認 ( ? ) のみつあみ屋さん。
お姉さん達はちょっとヒマそう・・・。
海沿いに出てみました。
透明度が高くとても綺麗な海。
バハマ名物のコンク貝とヒトデの日干しが並んでいました。
どちらも20㎝以上ありそう。
巨大です・・・。
ぶらぶら歩いていたら、町はずれで静かなマリーナを見つけました !
ここからだと停泊している船が良く見えます。
知らない間に客船がもう1隻増えていました。
大型客船が4隻並んで停泊している風景は壮観。
マリーナにはシックなバーもありました。
一杯やりたいけど、そろそろ船に戻ってそれからにしよう・・・。
・・・と思って客船ターミナルに行ったら、
皆んな同じ事を考えていたのか、
長蛇の列が出来ていました。
なんとか乗船し、暫くすると出港の時間になりました。
気が付けば外はもう真っ暗。
まだ港に残っている2隻に別れを告げて、船は出発地のマイアミに向けて出港しました。
＊＊＊
翌日は眠い目をこすりながら早朝に下船。
すごーく楽しかったけれど、あっという間の1週間でした・・・。
