週末を利用して、テネシー州( Tennessee ) ナッシュビル( Nashville ) に行ってきました !
ニューヨークに来る前にナッシュビルに住んでいたので、今回はプチ里帰り ( ? ) です。
金曜夜のフライトでナッシュビルに向ったのですが、途中、機内がものすごく揺れて、
しかも揺れがかなり長く続きました。
ちょっと気持ち悪くなりかけて、「こんなに揺れるのはめずらしいな~。」と思っていたら、
現地ではゴルフボール大の雹が降ったり、
竜巻が起こったり( テネシー州ではたまに竜巻が発生します。)
した大変な一日だったそうで、よく欠航にならなかったなと感心しました。
翌日は台風一過 ( ? ) のいいお天気。
朝一番で出掛けます。
ホテルから1時間と少しのドライブで、辿りついたのはこちら。
テネシー・ウイスキー、ジャック・ダニエルの蒸留所です。
丁度、見学ツアーが始まる所だったので、参加しました。
ウイスキーの濾過に使われる木炭を作る装置。
工場内の洞窟奥から流れ出る湧水。
ジャック・ダニエルのウイスキーは全て、この湧水を使って造られるそうです。
蒸留の過程でもうもうと立ちあがる煙。
工場内には何ともいえないあま~い香りが漂っていました。
この建物の中で、蒸留途中のアルコール度70%のウイスキーの臭いを嗅がせてもらいました。
思いっきり息を吸い込んだので、アルコールが直接鼻孔の奥に入ってしまい、むせそうになりました。
アルコール度70%の威力は凄い !
ツアーの最後には、冷たいレモネードが振る舞われ、
売店でジャック・ダニエルを購入する事ができます。
この蒸留所は禁酒郡 ( Dry County ) にあるので、試飲は一切なし。
本当はお酒の販売も禁止なのですが、例外的に認められているそうです。
ジャック・ダニエルのあるリンチ・バーグは本当に小さな町ですが、
町内には、昔のガソリン・スタンドを利用した、こんなかわいらしい観光案内所があります。
蒸留所に行った人はほぼ全員立ち寄ると思われる、ジャック・ダニエル・オリジナル・グッズのお店。
小さな物では栓抜きから、大きな物では醸造に使う樽を利用して作ったバー・カウンターまで、
ウイスキー以外のありとあらゆる商品を取り扱っています。
意外に面白かったのが、近くにあった刑務所の博物館。
こちらの刑務所は何と1990年まで実際に使われていたそうです。
1階には女性用の独房、2階には男性用の独房があり、
面白いのは刑務所と保安官の家族の住居が同じ建物内にあった事。
なんだか、長閑ですよね。
再び、車上の人となり、次なる目的地へ。
窓の外には牧歌的な風景が続きます。
ナッシュビルに来たからには、ナッシュビルの中心地に行かなければ・・・
という事で、ダウン・タウンにやって来ました。
ナッシュビルはカントリー・ミュージックの本場でダウン・ダウンには
カントリー・ミュージックの生演奏を聴かせるバーが軒を連ねています。
早速、その中の一件に入りました。
しぶ~い店内。
店内のステージでは演奏のまっ最中。
お店で歌うにはオーディションに合格しないといけないそうで、
こちらのグループも合格者にふさわしく、歌も演奏も◎でした。
チャージもなく、ビール1杯で気軽に質の高い演奏を聴くことが出来るのが嬉しい !
カントリー・ミュージックといえば、カウボーイ・ハットにウエスタン・ブーツ。
街中にはウエスタン・ブーツのお店が沢山あります。
私は結局買わずじまいでしたが、一足買っておけばよかったかな~ ?
この後、早目に晩御飯を食べてホテルに戻りました・・・。
***
「ナッシュビルに住んでいた」と書きましたが、正確にはナッシュビルから車で15分程の
フランクリン ( Franklin ) という町に住んでいました。
フランクリンは、風と共に去りぬに( 1行だけ ) 登場する、フランクリンの戦いがあった場所で、
今ではアメリカで有数のリッチな町 ( 自称 ) なんだそうです。
翌日はそんなフランクリンのダウン・タウンに朝一番で行ってみました。
こじんまりとして静かなダウン・タウン。
日曜日の朝は人影まばらです。
この辺りにすんでいる人の多くは敬虔なクリスチャンで、
日曜日になると礼拝に来る人の車で教会の前が渋滞するので、
お巡りさんが出動して交通整理をする程。
みんなとても優しくて親切。
困っていると必ず誰かが助けてくれます。
ダウン・タウンの駐車場には、何と電気自動車専用の駐車場所が出来ていました !
もちろん充電可 ( ちなみに駐車場代は無料 ) 。
すごい !
続いて、前日に続き再びナッシュビルのダウンタウンに行き、
カントリー・ミュージックの殿堂博物館 ( Country Music Hall of Fame and Museum )
を見学しました。
それほど広くはないものの、内容の濃い館内。
カントリーの歴史の紹介に始まって、有名歌手の衣装や楽器の展示がありました。
こちらは、エルビス・プレスリーの金のピアノ。
・・・あれっ、でもエルビスってカントリー歌手じゃなかったような・・・。
とても珍しい形のギター。
弾くのが大変そう・・・。
一番最後にはカントリー・ミュージックの殿堂があり、
殿堂入りした歴代の大御所のパネルが飾られています。
その中の一人、ドリー・パートン ( Dolly Parton ) は、
州内に遊園地を経営していて、そのイメージしかなかったのですが、
今回、先日亡くなったホイットニー・ヒューストンのメガ・ヒット曲、
オールウェイズ・ラヴ・ユー (I Will Always Love You) が
元々この人の曲だったと知って驚きました。
う~ん奥が深いぞ、カントリー・ミュージック。
その後、名物のBBQを食べて空港に向かいました。
駆け足でしたがとても楽しかったナッシュビル。
またいつか、住んでみたいです。
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