魅惑のチョコレート・ツアー。 [マンハッタンいろいろグルメ]
薹が立っていても朽ちかけていても、女性にとっての永遠の憧れ、それはチョコレート・・・。
というワケで ( ? ) チョコレート・ショップを巡るツアーに参加してみました。
まず初めに、チョコレートの歴史などの説明を受けてからツアー開始。
試食もあるという事なので、やる気満々です。
最初に向かったのは、ジャック・トーレ・チョコレート・ヘブン
( Jacques Torres Chocolate Haven ) というチョコレート屋さん。
広い店内の一部は工場になっていて、機械がひっきりなしに動いています。
ショー・ケースの中には美しく並んだチョコレートが。
写真はパイナップルのチョコレート。
他にも色々なフレーバーがありました。
もうすぐハロウィンなので、それに因んだこんなかぼちゃ形のチョコもありました。
店内を一周すると、お待ちかねの試食です。
カカオ100%の苦味のあるチョコのかけらに始まり、浮き輪型のコーンフレークにチョコを
コーティングしたものなど、一味変わったチョコレートの試食を楽しみました。
食べるチョコだけでなく、ホット・チョコレートの試飲も。
こちらはホット・チョコレートにほんのりスパイスが効いていて、甘さの中に
ピリ辛さが混ざる新しい味。
少し飲んだだけで体がぽかぽかしてきて、これからの季節に良さそうです。
ひとしきり試食を楽しみ、ふーやれやれと思っていると、ここでいきなりオーナーのジャックさん登場。
お店に対する熱い思いを語ってくれました。
南フランス出身のジャックさんはマンハッタンに出店するにあたって、チョコレートの故郷ヨーロッパと
ニューヨークの雰囲気をうまくミックス出来ないかと考えました。
そして、思いついたのがお店の天井をチョコレートを表したカーテンで左右に区切り、
それぞれ違う雰囲気を持たせること。
お店の一方の壁際にはドリンク・コーナーがあります。
これは、元々チョコレートが飲み物だった事と、ヨーロッパのカフェを表現しているそうです。
ヨーロッパ側 ( ? ) には豪華なシャンデリアも。
う~ん、素敵。
そしてもう一方のショーケースが並んでいる壁側はニューヨークでよく見かける
天井にむき出しの太いパイプを張り巡らせた構造。
なるほど。
全然気が付きませんでしたが ( ジャックさんごめんなさい。)
そう言われてみれば、お店の左右の雰囲気、全く違っています。
さすが美的感覚に優れているフランス人。
と感心しつつ次のお店へ。
お次は、キーズ ( Kee's ) というお店。
間口も店内もこじんまりとしたお店ですが、お隣に工房があり、いつでも出来たてのチョコレートが
ショー・ケースに並んでいます。
こちらのお店では、どれでも好きなチョコレートを一粒試食する事が出来たので、選びに選んで
ダーク・チョコレート・トリュフ ( Dark Chocolate Truffle ) を選択。
思ったよりも甘味がありましたが、中のガナッシュはそれはもう、うっとりする程おいしかったです。
このお店の材料はその時々に手に入る天然のフレッシュな物が使われていて、3月になると
ゆずを使ったチョコレートも登場するそうです。
3件目、この日最後に向かったのはボージュ ( Vosges )。
トレンディー ( ←死語。でもツアーの最初に貰ったプリントにそう書いてあった。 )
な素材を使う事で有名なお店だそうです。
ブティックのような店内。
パープル色の壁が印象的です。
お店の奥にはキャンドルのコーナーもあって、ますますチョコレート屋さんらしからぬ雰囲気。
そして、トレンディー・チョコ ( ? ) の試食タイム。
どんなチョコレートが出てくるのかなーと思いつつわくわくしながら待っていると、
出てきたのは、なんとベーコン入りのダークチョコレート !
トレンディーな素材ってベーコンの事なんでしょうか???
疑問に思いつつ、早速試食。
お味は・・・う~ん、なんとも表現が難しいのですが、チョコレートにベーコンを混ぜた味です。
( って、そのまんまか。 )
聞けば、このベーコン・チョコレートはこのお店の看板商品だそうで・・・。
みなさん怖いもの見たさ ( 失礼 ! ) で買うんでしょうか。
3件廻ったところでツアーは終わり。
見て良し、食べて良しの楽しいツアーでした。
*おまけ*
デパートをふらふらしていたら、中のカフェで面白い物を発見 !
小さくて見辛いですが、写真の中央に写っている白いテーブル、実は回転ずしのターン・テーブルの
小型版で、テーブルの上では、お寿司ならぬケーキがぐるぐると回っています。