イギリスですか? <上>

ナイアガラの滝を見に行き、ついでにメジャー・リーグの試合も見る為トロントに前泊しました。

空港に到着すると、小雨がふりしきるどんよりとしたお天気。
本来なら、がっかりする所なのですが、先週のニューヨークの猛暑にいささか疲れていたので、
ほっとしました。

ホテルに荷物を置いて、ランチに向かったのは、カナダのファースト・フード、
プティン ( Poutine ) のお店、スモークス・プティナリエ ( Smoke's poutinerie ) 。

プティンというのは、フライド・ポテトの上に小さなチーズの塊をのせて、グレービー・ソースを
掛けた物。

スモークス・プティナリエは名前の通り、プティンだけで勝負しているお店でいろいろな
バリエーションのプティンがあります。
初めて食べるので、一番ベーシックなトラディショナル ( Traditiolal ) を選びました。

そして出てきたのが、上の写真のプティン。
全体的に茶色っぽくてあまり美味しくなさそうにみえますが、さにあらず。
グレービー・ソースが絡まったフライド・ポテトはしっとりとして美味しく、さらにチーズのコクが味を
引き立てています。

こちらのグレービー・ソース、最初に口に入れた時にはちょっとしょっぱい感じがしましたが、
フライド・ポテトとチーズと一緒に食べると口の中で丁度いい具合になります。
クセになりそうな味でした。

お腹も膨れて満足したところで、次の目的地、バータ靴博物館 ( Bata Shoe Museum ) へ。
靴だけを集めた、珍しい博物館です。

こちらは中国の纏足用の靴。
とても小さいです。

カナダのインディアンが履いていた靴。

靴の底にまでびっしりとビーズで刺繍が施されています。

チョピン ( Chopine ) という16世紀頃にヨーロッパの貴族の間で流行した履物。

写真の靴底は20㎝程ありましたが、展示されているチョピンの中ではかかとの低い方で、
中には50㎝程かかとの高さがあるチョピンもありました。
これだけかかとが高いとさすがに一人では歩けなかったらしく、両側から支えてもらって
歩いたようです。

全てが手作りの美しい靴下。

あまりにも綺麗すぎて、私だったらもったいなくて履けないなぁ。

ハリウッド・スターやプロ・スポーツ選手などの有名人の足形。

博物館から球場までの移動は地下鉄で。

トロントの地下鉄は紙の回数券の代わりにトークン ( Token ) という小さなコインを使っています。

もともと鉄道の回数券は紙ではなくトークンだったそうですが、今では珍しいですね。

そして到着したロジャース・センター ( Rogers Centre )。
野球の他、真冬にアイスホッケーの試合も行われるので、大雪でも大丈夫な開閉式の屋根付き。

こちらのセンターの一部はホテルになっており、フィールド向きの部屋では室内から試合の観戦が
可能で、もちろんチケットは不要。
なかなか面白そうです。

ロジャース・センターを拠点とするトロント・ブルー・ジェイズ ( Toronto Blue Jays ) は、
カナダで唯一、アメリカのメジャー・リーグに所属しているチームです。

試合の前にはサイン会が。

長い列が出来ていました。

チーム・ストアの店内。
メジャー・リーグのチーム・ストアでは普通、自分のチームのロゴ・グッズしか売らないのですが、
こちらのお店ではリーグに所属する全チームのキャップを売っていました。

さらに、当日の対戦相手、ボストン・レッド・ソックスのＴシャツや旗なども堂々と販売されていました。
きっと、自分のチームのグッズより売れるんだろうなー。

そして、晩御飯はまたしてもプティン。

かなり気に入ってしまいました。

レッド・ソックスのロゴ入り赤いＴシャツが目立つ観客席。
わざわざボストンから応援に駆け付けたらしく、宿泊先でもレッド・ソックスのロゴ入りＴシャツを
着た人を大勢見かけました。

この日は、3－14 (!) でレッド・ソックスの圧勝。

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