お手軽リゾート [マンハッタンでみつけたこと]
マンハッタンのウォール街のビル郡を見渡しながらビーチでのんびりと日光浴する人々・・・。
なんだか不思議な光景ですが、こちらはガバナーズ島(Governors Island) でのひとコマです。
ガバナーズ島はマンハッタンの沖合い約750メートルの所に浮かぶ小さな島で、長い間軍事施設として使用されてきましたが、1996年以降閉鎖されていました。
2005年から、夏の間(5月から10月)に限り、一般公開されています。
ガバナーズ島へは、ガバナーズ アイランド フェリー (The Governors Island Ferry) という無料のフェリーが運航されており、それに乗るべく先週末フェリー乗り場に行くと、既に長蛇の列。
フェリーは一時間に一本で、乗れないと一時間待つ羽目になるのですが、幸い乗船することが出来ました。
約10分で島に到着し、島の外周に完備されている、遊歩道を一周してみる事にします。
フェリー発着場から左右に伸びている遊歩道を右手に歩き始めて数分、沖合にまず目に入るのが、自由の女神。
ガバナーズ島のウェブサイトによると、こちらの島は、自由の女神を一番間近で見られる所なんだそうです。
確かに、自由の女神、マンハッタンから見るよりも大きくて迫力があります。
どんどん進んでいくと、ピクニックポイントがあり、綺麗に刈り揃えられた芝生の上に、テーブルと 椅子、簡易ハンモックが並んでいて、沢山の人がゆったりとした午後の一時を過ごしていました。
さらに進むと、居住地区(今は人は住んでいません)があり、その脇の遊歩道には、大きく育って 力強く枝を張り出した木々が、心地良い影を作っていて、夏の午後の日差しの強さを和らげてくれます。
遊歩道の終点、フェリー発着場のすぐそばに人工ビーチがあり、ここからのマンハッタンの眺めは 最高です。
人工ビーチの奥には、バーやホットドックスタンドも設置され、散歩のあとに乾いたのどを潤すにはもってこいの場所。
遊歩道と平行して、サイクリングロードも完備されているので、行きのフェリーには自転車持参の人が沢山乗船していました。
島内は車の通行は殆どなく、歩行者・サイクリング天国といった感じです。
「サイクリングしたいけど、自転車がない」という方には、島内にレンタサイクルもあり。
せわしないマンハッタンから10分以内でいける落ち着いた場所、ガバナーズ島は、都会のお手軽リゾートといった感じでしょうか。
2009-07-14 14:00
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