ちょっとリッチに。 [クルーズ]

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旅行に行ってきました。
ちょっとリッチに客船で。

7月4日はアメリカ独立記念日です。
今回のクルーズは、7月1日にニューヨークを出港し、カナダのハリファックス(Halifax) に寄航して、独立記念日にボストン茶会(Boston Tea Party) 事件で有名な、ボストン(Boston) の海上から花火をみた後、7月6日にニューヨークに帰るというもの。

雨続きだった6月から一転して青空がのぞいた7月1日、ニューヨークのブルックリン港から船は出港しました。
今回乗船したのは、クイーンメリー2 (Queen Mary 2 ) という客船。

クイーンメリー2 は、キュナード (Cunard) という船会社が所有している客船です。
このキュナード社、現在はアメリカのカーニバルクルーズライン (Carnival Cruise Lines) という 船会社の傘下に入っていますが、元々はイギリスの歴史ある船会社で、最盛期にはかの有名なタイタニック (Titanic) を有していたホワイト・スター・ライン (White Star Line) を吸収合併しています。

クイーンメリー2 は2004年から航海を始めた比較的新しい客船ですが、船内はどこか古めかしさを感じさせる落ち着いた造りになっています。
アメリカ企業の傘下とはいえ、元々はイギリスの船会社の船、イギリス色を強く打ち出していて、  食器・グラス類はウエッジウッド、紅茶もトワイニングと全てイギリスのブランドで統一しています。

イギリスらしく紅茶の種類も豊富で、他の客船ではまずお目にかからない、ラプサンスーチョン(Lapsang Souchong ) というスモーキーな香りのちょっと変わった紅茶まで置いてありました。

又、アメリカの多くの客船がカジュアル路線なのに対し、クイーンメリー2 は高級路線で、船内には ヴーヴ・クリコ(Veuve-Clicqot) シャンパンバーやエルメス(Hermes) ブティックなど一流どころがずらりと揃っています。


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翌、7月2日は終日航海日。
船はひたすら次の港に向かいます。
一日中、船内でゆっくり出来るので、みんな思い思いにのんびりとすごします。
上の写真の女性の方々は、プールサイドでカードゲームを楽しんでいました。


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客船にはドレスコードという規定があり、これは毎日夕食時から就寝時までその日の規定に沿った 服装ですごさなければならないというもので、カジュアル・インフォーマル・フォーマルの3種類に分かれます。

各服装についての詳細は割愛しますが、フォーマルが一番ドレスアップをする日で、どの客船でも 大抵クルーズ中に一度はフォーマル又はインフォーマルの日が入っています。

この日のドレスコードはフォーマルで、しかも、Black & White(黒と白のみ) となっていました。
カジュアル路線の船では、フォーマルの日も全く意に介せず、Tシャツに短パンという方もいますが、
クイーンメリー2では、 皆さんタキシード、ロングドレスなどドレスコードに合わせておしゃれしていました。


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7月3日にカナダのハリファックス(Halifax) という港に入港。
丁度、Tattoo Festival というお祭りが開かれていて、街の至る所で軍の音楽隊や市民グループによる楽器の演奏やダンスなどが行われていました。

ハリファックス(Halifax) のあるノバ・スコシア(Nova Scotia) 州 は、「新しいスコットランド」という意味の通りスコットランド系の住民が多いらしく、街のあちらこちらで、スコットランドの伝統楽器バグパイプ(Bagpipe) を演奏するグループに出会い、とても印象的。

ハリファックスの街自体は、そんなに大きくはないのですが、昔からある商店街や海を見下ろす丘の上に建っている時計台など興味深い建物が多く、街歩きを楽しむ事ができます。


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街を一回りして船に戻った後は、船内にあるパブに直行。
こちらではランチタイムにフィッシュアンドチップスやステーキアンドマッシュルームパイなどの典型的なイギリスのパブランチを味わう事ができます。
エールビールも各種取り揃えていて、イギリスの街中によくあるパブそのものです。
パブがある客船は沢山ありますが、お昼にパブランチを出す客船はとてもめずらしく、イギリスの客船ならでは。

又、午後3時からは、ラウンジでの着席式の本格的なアフタヌーンティーの時間があり、キューカンバーサンドイッチやスコーンなど伝統的なアフターヌーンティーメニューを楽しめます。


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翌日、7月4日、船はボストン(Boston) に入港しました。
ボストンは歴史ある建物が立ち並ぶ石畳の美しい街で、見所も沢山ありました。

街の中心部の道路にはフリーダムトレイル(Freedom Trail)と呼ばれる赤い線が引かれていて、この線をたどっていけば、迷わずに主要な観光名所にたどり着けるようになっています。
トレイルの中心にある、クインシーマーケット(Quincy Market) の建物内には、名物のクラムチャウダーやロブスターを気軽に味わえる屋台風のレストラン・みやげ物屋等、沢山のお店が入っていて、大変な混雑ぶり。

道を挟んで反対側に建っているファニュエルホール(Faneuil Hall) では、独立記念日コンサートが開かれていましたが、建物に入った時には終わった直後でした。
残念。



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次に訪れたのは、名門ハーバード大学(Harvard University) 祝日だったにもかかわらず、キャンパス内には、学生・観光客など沢山の人が。

レンガ造りの建物に取り囲まれた中庭の芝生では、大勢の学生がくつろいでいました。
こんな素敵な環境で勉強できるなんて本当に羨ましい限りです。


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この日の最大イベントは花火。
ボストンハーバーを取り囲む両岸の至る所から花火打ち上げられます。
船が停泊していたのが街外れだったため、花火までの距離が少し遠かったのが残念ですが、十分に楽しむことが出来ました。


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船旅にはドレスコードがあるので、普通の旅行と比べると持って行く洋服、靴の数が多くなり、パッキングが大変。
でも、クルーズ期間中は、昼間は下船して観光、夜はショーを観たり、カジノに行ったり、バーで一杯飲んだりして、一日中楽しめます。
さらに、寝ている間に次の寄港地まで運んでもらえるので、普通の旅行では移動に使わなければいけない時間と体力を全て、自分の好きなように使えるのが魅力です。


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終日航海日を経て翌々日の7月6日、乗船した時と同じニューヨークのブルックリン港で下船。
朝早くから夜遅くまで、とても忙しくて、とても楽しい6日間でした。






























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コメント 2

toc blanc

初めまして!
「バルセロナ出港」(ラインダム)で検索してたどり着きました。
是非、ラインダムの船内の様子も今後UPをよろしくお願いします!
9月にニューアムステルダムに乗ったばかりでHALの他の船に興味があります。
cunard船に既に2船、乗っていらっっしゃって羨ましいです♪
これからも寄らせていただきます。
では!!!
by toc blanc (2011-11-20 18:38) 

ライムグリーン

>toc blanc 様 わ~、クルーズ好きの方ですね!
嬉しいな。コメント有難うございます^^
HALの船に乗ったのは今回が初めてなので、
私も他の船に興味があります(笑)。
古い雰囲気の船が好きなので(あ、でも設備は最新がいいという
わがままですが・・・)ラインダムの船内はまさに私好みでした。
食事も美味しかったし・・・。
アムステルダムはいかがでしたか?
是非またいらしてください。
お待ちしています^^

by ライムグリーン (2011-11-21 03:22) 

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