気晴らしに美術館。 [マンハッタンで観る・聴く]
雨続きだった先週、気晴らしにブルックリン美術館 ( Brooklyn Museum ) に行ってきました。
平日の午後、しかも雨の日、という事で館内はがらがら。
しーんとしています。
上の写真はヨーロッパの絵画が並べられた回廊。
回廊のところどころに椅子が置かれていて、
気に行った絵を座ってゆっくりと鑑賞できるようになっています。
上の階から見た回廊。
雨の日にも関わらず、天井から光が差し込んでいて明るい。
館内には、世界各地の美術品が一通り揃えられていましたが、やはりスペースや
予算の都合もあるのか、ちょっと苦し紛れ ( 失礼 ! ) な感じがする物もありました。
上の写真は、エジプトのコーナーのもので、それぞればらばらの
神像の足や、胴体の一部、顔の一部を展示しています。
雰囲気はわかるんだけど、・・・、という感じ。
それよりも面白かったのが、アメリカらしいモダン・アートのコーナー。
いまどきのヒップ・ホップ系の若者を宗教画のように描いた作品。
斬新です。
色使いとモダンな画風が印象的なこちらの絵は、近づいてみると・・・
絵の一部がスパンコールやビーズで立体的になっています。
なんだかよくわからないけど、楽しい作品。
アイデアに感心したのがこちらの展示室。
作品の倉庫も兼ねていて、限られた空間に沢山の作品を効率よく展示しています。
ショーケースの下には引き出しが付いていて、ショーケースに並んでいる展示品に
関連した小物が綺麗に収められています。
絵画に始まり、ティファニーのランプや果ては、モダンな調理器具まで、
多岐の分野に亘る展示品はかなり見ごたえがありました。
館内にはセルフ・サービスのお洒落なカフェもあります。
美術館に行くとついつい歩き回りすぎてへとへとになってしまうので、気軽に一休みできる
カフェの存在はありがたいです。
メトロポリタン美術館のようなきらびやかさはないものの、小ぶりで落ち着いた、いい美術館でした。
コメント 0