果たして呪いは解けるのか? <上> [旅]
シカゴ ( Chicago ) に行ってきました。
到着後、最初の予定は、シカゴ・カブス( Chicago Cubs ) の試合観戦。
デー・ゲームだったので、朝8時の便でシカゴに向います。
空港到着後は、ホテルに荷物を置いた後、すぐにカブスの本拠地、リグレー・フィールド
(WrigleyField )へ。
リグレー・フィールドは外野フェンスに蔦の絡まる、歴史ある美しい球場。
こちらの球場にはビリー・ゴートの呪い (Curse of the Billy Goat) という恐ろしい (?)
お話があります。
カブスがワールド・シリーズでの優勝を掛けて戦っていたある日、地元のビリー・ゴート・タバーン ( Billy Goat Tavern ) の店主、ビリー・サイアニス( Billy Sianis ) がペットの山羊、マーフィー ( Murphy ) を連れて球場に出掛けた所、入場を断られました。
彼は、毎回ちゃんとマーフィーの分の入場券も購入し、以前にも何度かマーフィーを連れて
入場した事があったのでなぜ今回に限り、入場できないのかと抗議しましたが、認められず、
怒りのあまり「カブスはもう二度とワールド・シリーズで優勝する事は出来ないだろう 。」
という捨て台詞をはいて球場を後にしました。
その時、マーフィーが入場出来なかったのは、マーフィーの臭いについて他の観客からクレームが
来ていたからだそうで、どう考えても、仕方がない様な気がしますが、ビリーさんにとっては大変な
事だったんでしょう。
なんと、カブスはそれ以来、本当にワールド・シリーズで優勝していないのです。
ビリーさんとマーフィー亡き後、彼の甥が呪いを解くべく、別の山羊を連れて球場に行ってみたり
したものの、未だ呪いは解けないようです。
コワいお話はさておき、私にとって球場での楽しみは、その球場ならではの名物を食べる事。
こちらの球場では、シカゴの名物、シカゴ・ドックを頂きます。
普通のホット・ドックとの違いは、ケシの種をまぶしたパンと、普通より明るい緑色のレリッシュ
( ピクルスを細かく刻んだ物 ) とトマトを使っていること。
ケチャップを付けずに食べるのですが、これがさっぱりとしていてとても美味しい。
特に、夏の暑い日には最適です。
この日は、福留選手も出場しましたが、調子はいま一つでした。
残・念
試合途中に現われ、場を盛り上げる楽団。
カブス ( Cubs ) のカブ( Cub ) には熊や狼などの動物の子供という意味があります。
球場名に因んだ、こんな看板も。
最初、これを見た時は、自分の目を疑いました。
球場と道路を挟んだ向い側の建物の屋上に、私設の観客席が設けられていました。
リグレー・フィールドは、球場全体の高さが低いので、この建物の屋上からでも十分にフィールドを
見渡す事ができます。
それにしても、球場は文句言わないんでしょうか?
帰り際に見上げると、結構お客さんが入っていました。
球場の後は、映画「アンタッチャブル」の乳母車が滑り落ちるシーンで有名な、
ユニオン・ステーション( Union Station ) へ。
レトロな感じのする構内です。
映画の中では、ながーく見えた階段はとても短くて、拍子抜けしてしまいました。
ハリウッドの撮影技術ってすごいんですね・・・。
お腹も空いてきたので、そろそろ夕食です。
シカゴのもう一つの名物、シカゴ・ピザを食べに行きました。
シカゴ・ピザは、普通のピザに比べると具だくさんで厚みがあり、例えて言えば、
キッシュのようなピザです。
向ったのは、ジョルダーノズ ( Giordano's ) という老舗。
シカゴ市内に何軒が支店があり、今回利用したのはミレニアム・パーク ( Millenium Park ) という大きな公園の側にあるお店です。
有名店なので、結構込み合っていましたが、15分程で席に着く事が出来ました。
そして、やってきたのが上の写真のピザ。
ご覧の通り、すごい厚みです。
端の部分は高さが5㎝程あり、トマト・ソースは控えめで、中身の殆どがチーズ。
一番小さいサイズでも、直径25㎝程の大きさがあります。
切り分ける度にあつあつのチーズがとろーりとこぼれ落ちてきて、とても美味しいのですが、
量が量だけに、2切れでギブ・アップ。
周りを見渡せば、食べきれず残りをお持ち帰りにしている人が沢山いました。
食後の運動を兼ねて、ミレニアム・パークに行きます。
上の写真は横から見た、野外コンサートステージ。
とてもモダンな造りです。
この他にも園内には面白いデザインの球体や噴水や橋があり、屋外美術館に来ているようで、
ぶらぶらするのがとても楽しい。
既に、薄暗くなっていましたが、3連休前の金曜日という事もあり、園内は沢山の人で賑わって
いました。
その後、ホテルに戻り就寝。
疲れていたので、ベットに横になるやいなや眠りについていました。
2010-07-08 04:42
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